７時起床。

今日はテニアンに行く日なので、またもや早起きです。

昨日に続いて、気持ち良さそうに飛ぶかもめを激写。

これほどまでに連日晴れたのは、サイパンに行くようになってから初めてのことです。

早々に支度をして部屋を後にしました。

8:25 ロビーにて迎えを待ちます。

今回利用したツアーの詳細
ツアー名：ＰＤＩテニアン日帰りツアー（島内観光付，往復飛行機利用）
費用：大人＄124　子供＄114
備考：島内観光付はランチがつきます。フリーコース（大人＄104）はランチ無しです。

程なくして迎えが来ました。先に女性が一人乗っており、一緒の飛行機でテニアンに向かう様子。

走り出して１０分、あっという間にサイパン空港に到着。こちらは国際線ターミナルの奥にある国内線のターミナル（決して大きくはないですが･･･）

ロビーはこんな感じです。

PDIの係りの人が搭乗手続きをしてくれています。

どのツアーか分からなくならないように、ツアーバッジならぬ「ツアーシール」をもらいました。見えるところに貼り付けておきます。（搭乗券が無いので、搭乗券代わりです。）

登場待合室入り口です。

誰でも入れるような感じがしますが･･･。

係りの人に案内され、搭乗待合室です。
特に手荷物の検査、搭乗券のチェックはありませんでした。

今日乗る飛行機の航空会社は「フリーダムエアー」です。窓の外を見るとちょうど飛行機が止まっていました。

双発のプロペラ機なら乗ったことがあるので心配は無い、と思っていたら･･･

名前が呼ばれ、歩いて搭乗する飛行機まで連れていかれました。

案内された飛行機は･･･

なんとコレでした！

６人乗りの単発プロペラ機です･･･。

こんなに小さいのは初めてなので、不安を押し殺しつつ搭乗。
自分の乗った３列目は、乗るときに翼の上に足をかけて乗ります。ちょっと怖いです。

３列仕様で、２列目にサルきちと「まいすいーとはにー」、もう一人の女性が座りました。自分は３列目で隣は「荷物さん」がすでにお座りになっていました。

ドキドキしながら外を見ていると、独特の豪快なプロペラ音と共にコンチネンタル航空の双発プロペラ機「ATR７２」が飛び立っていきました。

いつかは一度乗ってみたい飛行機です。

サイパン空港よ、一時さらば！などと冗談を言っているうちに･･･

飛行機は滑走路の真ん中からみるみる滑走を始め、木の葉が舞うように離陸してしまいました。

今日、サルきちは5歳にしてプロペラ機に乗ってしまいました。が、本人は「これはヘリコプターだ！」といつまでも言い張っていました･･･。プロペラはヘリだと思い込んでいるようです。

飛び上がるとあっという間に旋回、Ｕターンし、サイパン空港を上から見下ろすことができました。

グランドホテルとワールドリゾートホテルが見えました。

上から見るサイパンもきれいだな〜･･･と思っていたら･･･

左手にはテニアン島の姿が！

近すぎます、テニアン島。
（予定表では１０分間の飛行となっています）

独特な色を見せる、テニアンの海です。

滑走路が見えたと思ったら急旋回、あっという間に着陸してしまいました。

テニアンに到着！

木の葉のような飛行機です。木の葉一号と命名してみました♪

飛行機を降りた後は、やはり歩いて到着口に向かいます。

外に出ると、係りの人が迎えてくれました。
ミホさんという方で、島内観光も一緒に行っていただけるとのこと。

以降「ガイドさん」と記します。

（島内観光については内容が多い為、主要部分のみ記載します。後日コンテンツに詳細をまとめます）

バスは走り出しました。

なんとなくまっすぐな道が多いな〜と思っていたら･･･

本当にまっすぐな道が現われました！

この道の名前は「ブロードウェイ」というそうです･･･。

しばらく走って、フレミングホテルに到着。

フェリー（高速船）で到着する人達と一緒に島内観光をするとのことで、フレミングレストランでしばしの休憩。

希望によりこの待ち時間で朝食も可能とのこと。（実費負担）

待ち時間にテニアンの歴史に関するアルバム（当時の写真、新聞等）を見ることができました。島内観光をする前にぜひ見ておきたいものです。

外はとても良い天気です♪

外で散策していたらガイドさんがあるものを見せてくれました。

スターフルーツの木です。
この木を見たとき驚きました。

なんと、木の枝に直接実がついているのです。なので、棒でつつくとすぐに下に落ちます。


「せっかくなので」ということで、スターフルーツを下に落としてくれました。

早速輪切りにして試食させてもらいました。今まで食べたスターフルーツの中で、一番美味しいものでした。やはり落としたてが一番です♪

あっという間に完食してしまいました。これにはガイドさんも大笑い。

フェリーが若干遅れているそうで、先にプチ島内観光に連れて行ってもらえることに。

フレミングホテルの近くに、「テニアン自警団本部跡」がありました。

ちょっと分かりにくいですが、左真ん中に防空壕の入り口があります。防空壕は今でも台風の時などに避難用に使用されているそうです。

テニアンでは戦争当時の不発弾が残っているところがあります。

「危険」と書かれた看板のあるところや知らない場所に足を踏み入れないようお気をつけください。

ほかにもいくつか案内していただいた後、テニアン港へ到着。

ちょうど高速船「サイパンエクスプレス」 が到着したところでした。

同型船が2隻、良い眺めです。
たしかもう一隻は「テニアンエクスプレス」だったと思いますが･･･。

フェリーから出てきた人たちを乗せ、バスは出て行きます。

新たに7人を加え、総勢12人で出発！

まずは「タガ遺跡」です。

「ＨＯＵＳＥ ＯＦ ＴＡＧＡ」とあります。

そびえ立つ「ラッテストーン」。

3500年前に立てられたとされています。

写真のものは唯一立っていたものですが、上の部分（キャップストーン）が後ろに崩れてしまっています。

これが後ろ部分です。

確かに下に落ちています。

様々な災害や空爆により、破壊されてしまっています。

もともとは高床式住居の土台だったとも言われています。

次は少し移動して「日本人慰霊碑」です。

戦争当時テニアンには2万人の日本人が住んでいたそうですが、そのうち1万3千人が戦争で亡くなったそうです。（約2千人はスーサイドクリフから身投げしたとのこと。）

戦後60年の今でも厚生労働省から遺骨収集団が派遣され、遺骨の収集が行われているそうです。

慰霊碑のそばにある建物です。右下に注目してください。

戦時中の艦載機のエンジンとプロペラ部分です。

日本軍のものと思い、地元チャモロ人が命がけでテニアン港沖合から引き上げてきたものですが、調べてみるとアメリカ軍（グラマン機）のものであることが分かったそうです。日本人慰霊碑のそばに置いておくわけにも行かず、反対側に放置された状態が続いているそうです。

ここ最近の出来事ですが、天災による被害も大きいものです。

写真のヤシの木は自然に曲がったものです。叩いても乗っかってもびくともしないぐらい硬いものです。（実際に試してみましたが･･･）

昨年グアム・ロタを直撃した台風（瞬間最大風速71m）の時、この硬いヤシの木が簡単に折れてしまったそうです。（写真）

台風当時、車に乗っていた人の証言によると「轟音を立てながらヤシの実が車をかすめて（後ろから追い越して）いったそうです。直撃していたら命は無かったでしょう･･･。

続いて「タガビーチ」に案内されました。

今日はいたるところのバーベキューハウスに人がいる、と思ったら今日はなんと「母の日」。こちらの人にとって「母の日」はとても大事な行事とのことで、朝からサイパン島まで船に乗って花を買いに行く人も大勢いるそうです。（確かにフェリーから現地の人が花を持って出てきていました･･･）

世界でも有数の透明度をほこるタガビーチが見えてきました。

見た瞬間、圧倒されました。とても綺麗です。

今日はまれに見る天気の良さらしく、こんなに綺麗な光景を見るのはガイドさんも久しぶりだと言っていました。

今日という日にここに来れて、とても運が良かったです。

タガ王のプライベートビーチと言われるだけのものはあります。

非常に浅く見えますが水深は2.5m〜3mあるそうです。（写真右下）

再び車に乗って移動開始。

「テニアンダイナスティーホテル」が見えました。

このホテルは開業して7年だそうで、405室の部屋数を持つ大型ホテルです。テニアンの人口は3200人だそうですが、このホテルの従業員だけで700人いるそうなので驚きです。

再びブロードウェイに突入です。

この道、直線部分で約9kmあるそうで、ひたすらまっすぐな道が続きます。（全長11km）

滑走路として使用できるように考慮していたようですが ･･･。

大分走って「潮吹き海岸」に到着しました。

この看板、見たとおり危険です。去年の6月まで無かったそうなので、さらに驚きです。

車を降りて歩いていきます。足元が悪いので気をつけて歩きます。

ドッシゃ〜ン！という音と共に吹き出しています。

なかなかの迫力です。

風に流れて水しぶきがおもいっきりかかってきます。

濡れて困るものは必ずしまっておきましょう･･･。

次に案内されたのは「原爆搭載地点」。

まずは広島に投下された原爆「リトルボーイ」の搭載地点。
リトルボーイの重さは9000ポンド。（約4000kg）
このたったひとつの爆弾があれだけの被害をもたらしたのです。

1945年8月6日にB-29エノラゲイに搭載され、広島に投下されました。

長崎に投下された原爆「ファットマン」の搭載地点。

重さは10000ポンド。リトルボーイよりも更に大型の爆弾だったようです。

1945年8月9日にB-29ボックスカーに搭載され、長崎に投下されました。

次に案内されたのは通信司令部「AIR ADMINISTRATION BLDG.」

次に案内されたのはチュルビーチ。
ここで 星砂拾いをしました。

戦争当時このビーチから15000人のアメリカ兵が上陸したとのことです。守っていた日本軍は150名だったそうです。

移動途中、上陸用舟艇を見ることが出来ました。

再びフレミングホテルに戻ってきました。

ここで島内観光は終わり、ランチです。

出てきた食事は、すごい量です。

味付けは和風でとても美味しいです。作っているのは日本人ではないそうで、とても驚きました。

食後はビーチへ行く前にお買い物です。

島内唯一のスーパーのようで、何でも揃っています。

先日夜に作られたばかりの新鮮なオイルとのことで、2個購入しました。このココナッツオイルは、髪の毛につけたり、マッサージに使ったりといろいろな用途があります。

免疫が低下している時は、直接飲んでも良いそうです。

ペーストタイプの唐辛子も購入してみました。

買い物が終わり、車で「タチョンガビーチ」に移動。

タチョンガビーチです。

言うまでも無く、とても綺麗です。

サイパン島のように遠浅ではなく、ちょっと入ると急に深くなっているので注意が必要です。あと、若干波があります。

水の中は、ものすごい透明度です。感動しました。

動画を用意しましたので、よろしければご覧下さい。

タイトル「海の中のお魚達」 （Quick time形式 6.4MB）

　 ダウンロードに時間がかかりますので、クリック後、しばらくお待ちください。

水深も結構あるので、なかなか楽しめます。

ホテル前ビーチが浅すぎて物足りない、という方にはおすすめです。

エサをあげると一気に取り囲まれてしまいます。

周りから見ると、魚が集まりすぎて球体に見えるらしいです。
（写真がないのが残念ですが･･･）

2時間泳いであっという間に終了。

15:30にビーチを出発し、ダイナスティーホテルに寄って人を乗せつつ空港に向かいました。

着いて早々に搭乗、出発です。

乗る飛行機は行きと同じ機材です。
（写真は別の飛行機です）

搭乗後、早々に飛び立ちました。

ブロードウェイが眼下に見えます。

離陸したと思ったらすぐにサイパン空港が見えました･･･。

どんどん近づいていって、あっという間に着陸です。

到着ロビーを後にし、ホテルまでの帰路につきました。10分でグランドホテルに到着です。

ホテルについてしばしの休憩を取り、再びお出かけ。

DFSでの買い物と、夕食です。

タクシーでDFSに向かいました。

JACKPOTゲームをやったところ、「地球人村一人無料ご招待」チケットが当たってしまいました。聞いたところ、帰国日の午前中参加も可能とのことなので、明日の午前中参加決定、家族追加分を支払って予約完了。

これが当たり券です。通常、一人＄30のものです。

夕食はガラパンにあるレストラン「海賊」です。

ススペ店は何度も行ったことがありますが、こちらは初めてです。

店内はさすがに賑やかです。（日本人が多いです･･･）

人気のあんかけラーメンを頼んでみました。

なかなかの美味しさです。さすがは人気メニュー。

鶏肉の塩胡椒焼きも頼みました。

さっぱりしててとても美味しいです。

ビーフステーキです。

これはセットメニューで、鳥のから揚げとのセットにしてみました。

こちらがその鳥から揚げです。これも揚げたてで美味しい！

美味しい尽くしです♪


これにて本日の夕食終了！

またまた第一ホテルからバスに乗ってホテルに帰りました。今回はこのホテル、なぜか良く来ます･･･。

ホテルに帰って、バタンと倒れてしまいました。さすがに今日は疲れていたので更新はお休み。

明日は帰国日･･･なのに午前中に予定が。（サイパン地球人村）

気合は十分です。